1,2-ペンタンジオールの特徴と安全性 | スカルプシャンプー研究所
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1,2-ペンタンジオールの特徴と安全性

化学式 C5H12O2
構造式 1,2ペンタンジオールの構造式
用途・効果 保湿剤・防腐剤・抗菌剤

1,2-ペンタンジオールとは

「ペンチレングリコール」ともいわれる、石油合成または天然由来の多価アルコール類成分です。

化粧品成分表示ではペンチレングリコール、医薬部外品成分表示では1,2-ペンタンジオールとなります。

保湿剤としてよく使用されていますが、そのほか抗菌剤としても配合されています。

1,2-ペンタンジオールの特徴

抗菌剤・防腐剤として使用される、BG(1,3-ブチレングリコール)はBG単独で抗菌性を保つためには約20%配合しなければなりません。

一方1,2-ペンタンジオールの場合5%以下の低濃度でBGと同等の殺菌力があります。

近年は抗菌剤・防腐剤のパラベンを使用しない化粧品が増えていますが、1,2-ペンタンジオールがパラベンの代わりに配合されることが多くなってきています。

1,2-ペンタンジオールの安全性について

Little ocular or skin irritation was observed in animal studies, and no sensitization was seen. Small increases in fetal malformations were seen in mice injected subcutaneously with Propylene Glycol, but a continuous breeding reproduction study in mice showed no reproductive toxicity following oral administration.

動物実験では眼球刺激または皮膚刺激がほとんど認められず、感作性は認められなかった。 プロピレングリコールを皮下注射したマウスでは、胎児の奇形のわずかな増加が見られたが、マウスにおける継続的な繁殖再生試験では、経口投与後の生殖毒性は示されなかった。

Fiume, MZ, Bergfeld, WF, Belsito, DV. Amended Final Safety Assessment of Propylene Glycol, Tripropylene Glycol, and Polypropylene Glycols. Washington, DC: Cosmetic Ingredient Review; 2010:1–31

皮膚刺激性について

101名の被検者に0.112%ペンチレングリコールを含むファンデーション0.2gの半閉塞性パッチを背中に24時間塗布したところ、皮膚刺激なしと結論付けられた
Safety Assessment of 1,2-Glycols as Used in Cosmetics

眼刺激性について

3.0%ペンチレングリコールを含むゲルをウサギの眼に適用したところ、わずかな眼刺激性あり
Safety Assessment of 1,2-Glycols as Used in Cosmetics

アレルギー(皮膚感作性)について

101名の被験者に0.112%ペンチレングリコールを含むファンデーション0.2gの半閉鎖性パッチを背中に24時間塗布したところ、皮膚感作性なしと結論付けた。
Safety Assessment of 1,2-Glycols as Used in Cosmetics

1,2-ペンタンジオールの現時点の安全性は、わずかに眼への刺激性があるものの、皮膚刺激性やアレルギー(皮膚感作性)はほとんどなく、安全な成分であると考えられます。

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