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ココイルメチルタウリンナトリウムの特徴と安全性

化学式C3H8NNaO3S
構造式ココイルメチルタウリンナトリウムの構造式
用途・効果界面活性剤

ココイルメチルタウリンナトリウムとは

ココイルメチルタウリンナトリウムは、ヤシ油とタウリン誘導体で構成されるアミノ酸系アニオン界面活性剤です。アミノ酸に似た特徴を持ち、界面活性剤の中では刺激が最も少ない成分の一つです。

タウリンとは、イカ、タコ、牡蠣、牛の胆汁に含まれるアミノ酸に近い成分で、通常タンパク質の構成成分にはなっておらず、遊離状態で細胞を正常に保つ働きをしている成分です。

化粧品成分表示ではココイルメチルタウリンNa、医薬部外品表示ではヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム液となります。

ココイルメチルタウリンナトリウムの特徴

泡立ちがキメ細かく、脱脂力も適度にありツッパリ感も感じにくい成分で、シャンプー以外には洗顔フォームによく使用されています。

ココイルメチルタウリンナトリウムはシャンプーに使用される場合、主要洗浄剤ではなく泡のキメを細かくする泡質改善目的で配合されることがあります。

ココイルメチルタウリンナトリウムの安全性について

皮膚刺激性について

An occlusive patch test of sodium methyl cocoyl taurate (40% in distilled water; pH 7) was performed on subjects
(n=8 females, 3 males).43 The 50 mm2 patch was administered to the upper back for 24 h. The test site was observed at 30
min and 24 and 48 h after removal. There was slight to definite erythema at 24 h in 2 subjects and 1 subject at 48 h. There
were no reactions observed in 9 of the subjects.

11人の被検者(男性3人、女性8人)の背中上部に40%ココイルメチルタウリンNa水溶液(pH7.0)を24時間閉塞パッチ適用し、試験部位をパッチ除去30分および24および48時間後に観察したところ、24時間で2人の被検者に、48時間で1人の被検者にわずかな紅斑がみられ、9人の被検者には反応は認められなかった

Safety Assessment of Alkyl Taurate Amides and Taurate Salts as Used in Cosmetics

眼刺激性について

In a BCOP Test, sodium methyl cocoyl taurate at 20% was predicted to be corrosive to the eyes

BCOP試験では、20%のメチルココイルタウリンナトリウムが目に腐食性であると予測された

Safety Assessment of Alkyl Taurate Amides and Taurate Salts as Used in Cosmetics

sodium methyl cocoyl taurate (20% in sodium chloride solution) was predicted to be a severe eye irritant.

メチルココイルタウリンナトリウム(塩化ナトリウム溶液中20%)は、重度の眼刺激性であると予測された。

Safety Assessment of Alkyl Taurate Amides and Taurate Salts as Used in Cosmetics

アレルギー(皮膚感作性)について

In a Buehler sensitization assay conducted in accordance with OECD TG 406 (Skin Sensitization) in female
Pirbright-White guinea pigs (n=20; control=10), the epicutaneous induction was conducted with sodium methyl cocoyl
taurate at 100% under occlusion and the challenge was conducted at 20% (in water), also under occlusion.17 The challenge
sites were observed 24 and 48 h after administration. There were no reactions observed during induction or after the
challenge. It was concluded that sodium methyl cocoyl taurate was not sensitizing.

20匹のモルモットに誘導期間において100%ココイルメチルタウリンNaをOECDテストガイドライン406に基づいて閉塞パッチ適用し、チャレンジ期間においては20%ココイルメチルタウリンNa水溶液を閉塞パッチ適用し、24および48時間後にチャレンジ部位を観察したところ、誘導期間およびチャレンジ期間において感作反応は観察されなかったため、ココイルメチルタウリンNaは感作しないと結論づけられた

Safety Assessment of Alkyl Taurate Amides and Taurate Salts as Used in Cosmetics

ココイルメチルタウリンナトリウムの現時点の安全性は、皮膚刺激性やアレルギー(皮膚感作性)はほとんどない成分であると考えられます。
ただし、眼への刺激性がある成分であると考えられます。

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