1. ホーム
  2. ≫高級アルコール系シャンプーのメリット・デメリット。髪や頭皮に与える悪影響を解説

高級アルコール系シャンプーのメリット・デメリット。髪や頭皮に与える悪影響を解説

スカルプシャンプーを大きく分類すると、洗浄成分である界面活性剤の種類によって、高級アルコール系シャンプー・石鹸系シャンプー・アミノ酸系シャンプーに分類できます。
今回はその中で高級アルコール系シャンプーのメリット・デメリットについて調査しました。

高級アルコール系シャンプーとは

オレンジのシャンプーボトルが数本並んでいる画像

高級アルコール系シャンプーとは、下記のいずれかの石油を原料にした界面活性剤が使用されているものの総称です。
シャンプーの裏面に記載されている成分表記欄に、以下の成分の名前があれば高級アルコール系シャンプーとして判断することができます。

  • ラウリル硫酸ナトリウム
  • ラウレス硫酸ナトリウム
  • ラウレス塩酸アンモニウム
  • ラウリル硫酸塩

高級アルコール系シャンプーは安価なので、ドラッグストアや東急ハンズ、ロフトなどで一般的に広く流通しているシャンプーです。
これらの界面活性剤は洗浄力・脱脂力・殺菌力が強力で、シャンプー後の爽快感・すっきり感を強く感じることができます。

しかし、洗浄力が強すぎて過剰に皮脂を落としてしまう危険性があり、それが原因でフケやかゆみを、炎症などの肌トラブルを引き起こしてしまう可能性もあります。
よって髪のべたつきが気になる方や、脂性肌の方にはおすすめのシャンプーと言えます。

また、高級アルコール系シャンプーはその高い洗浄力から、洗い上がりの髪の毛がキシみやすく、それを抑えるためにシリコンが配合されているものが多いのも特徴です。

高級アルコール系シャンプーの“高級”とは

高級アルコール系シャンプーの“高級”とは価格が高価な原料を使用しているということではなく、分子中の炭素(C)が多さを表しています。

分子中の炭素が6つ以上のものを高級アルコールと呼び、炭素が5つ以下のものを低級アルコールと呼ばれています。

高級アルコールの例としては、

  • セタノール
  • ステアリルアルコール
  • オクチルドデカノール
  • ラウリルアルコール
  • ミリスチルアルコール

などの種類があります。
低級アルコールの性質が水性なのに対し、高級アルコールの特徴は油性の性質を持ち、洗浄力や脱脂力が強くなります。

また炭素の数が多ければ多いほど、より洗浄力・脱脂力が強力になっていきます。

高級アルコール系シャンプーのメリット・デメリット

高級アルコール系シャンプーのメリットとデメリットについて以下にまとめました。

メリット

高級アルコール系シャンプーに使用している原料は比較的安く、それに伴ってシャンプー自体の価格も低くなるため、経済的なシャンプーと言えます。

シャンプーは毎日使用するものであり、コストを抑えられる高級アルコール系シャンプーは財布に優しいシャンプーと言えます。

また、高級アルコール系シャンプーは少量でもしっかりと泡立ち、シャンプーの中で最も洗浄力や脱脂力、殺菌力が高いシャンプーに分類されます。
そのため、髪がべたつく脂性の肌質の方や、汗をかきやすい方が使用すると、シャンプー後の爽快感が感じられ、汚れや皮脂をしっかり落とすことができます。

また、シャンプーによっては髪のキシみを抑えるためにシリコンが配合されているため、髪がつややかでサラサラな髪に仕上げることができます。

デメリット

高級アルコール系シャンプーのほとんどは石油由来の原料を使用しています。

メリットとして挙げたように、頭皮がべたつきやすく脂性肌の人にはおすすめのシャンプーですが、洗浄力が強すぎて過剰に皮脂を取りすぎてしまうという危険性もあります。

頭皮の皮脂は本来、保湿や殺菌作用、紫外線など外的ダメージからの保護としての役割を担っています。
この皮脂を取りすぎてしまうと、頭皮が乾燥してフケやかゆみを引き起こしたり、乾燥状態を改善しようと、今までよりも過剰に皮脂を分泌させてしまい、かえって皮脂でべたつく頭皮になってしまったする可能性があります。
皮脂が過剰な状態だと、雑菌が繁殖し頭皮を炎症させたり、イヤな臭いの原因にもなってしまうのです。

スカルプシャンプーを選ぶ際、洗浄力や脱脂力が強ければ強いほどいいと言うわけではありません。
適度に皮脂が残しながら、余分な汚れを落とす洗浄力のスカルプシャンプーを使うことで頭皮を健康的に導くことができるのです。

高級アルコール系シャンプーに含まれている界面活性剤の種類について

医師がカルテを見ながら手を広げ、説明しようとしている画像

高級アルコール系シャンプーに含まれている代表的な界面活性剤を紹介します。

ラウリル硫酸ナトリウム

石油系の合成界面活性剤で、洗浄力が非常に高く肌への刺激が強いため、洗浄剤の中でも最も危険な界面活性剤と言われています。
また、一つ一つの粒子が小さく、毛穴から浸透しやすいために経皮毒を引き起こすと危惧されています。

ラウリル硫酸ナトリウムについて詳しく

ラウレス硫酸ナトリウム

ラウリル硫酸ナトリウムの分子を大きくすることで肌への刺激を緩和した界面活性剤です。
しかし、ラウリル硫酸ナトリウム同様、強力な洗浄力・脱脂力・殺菌力を持っています。

ラウレス硫酸ナトリウムについて詳しく

ラウレス塩酸アンモニウム

この界面活性剤も石油系の合成界面活性剤で、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム同様、強力な洗浄力・脱脂力・殺菌力を持っています。
頭皮トラブルを引き起こす可能性もあり、できれば避けたい界面活性剤と言えます。

ラウリル硫酸塩

刺激性があり、特に敏感肌や皮脂の少ない肌の方にはおすすめできません。
また、最も強い刺激として出るのが眼で、角膜に浸透し眼のタンパク質を変性させてしまうという危険性も危惧されています。

【ラウリル硫酸ナトリウム】と【ラウレス硫酸ナトリウム】の違い

ラウリル硫酸ナトリウムは硬水でも泡立ちがよく、洗浄力が高かったのですが、刺激が強く肌の奥まで浸透する性質を持っていたので肌トラブルを招くことが多い成分とされていました。
この弱点を改良したものがラウレス硫酸ナトリウムです。

ラウレス硫酸ナトリウムはラウリル硫酸ナトリウムの分子を大きくしたものであり、それによって肌へ浸透性が低くなり安全性を高めたものと言えます。

高級アルコール系シャンプーがオススメの肌質

高級アルコール系シャンプーは、洗浄力、脱脂力が強力なので、脂性の肌質の方や汗を多くかく方に特におすすめです。
また、髪にジェルやワックスなどを付ける方も、それらの整髪料をしっかり落としてくれる高級アルコール系シャンプーはおすすめと言えるでしょう

さらに、シャンプー後のすっきりとした爽快感が好きな方にもおすすめです。

高級アルコール系シャンプーは、普通肌の方も使用できますが、頭皮への負担や刺激が強いため乾燥・敏感肌の方は避けた方がいいシャンプーと言えます。

高級アルコール系シャンプーの見分け方

高級アルコール系シャンプーの見分け方は、シャンプーの裏面を見て、ラウリル硫酸ナトラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス塩酸アンモニウム、ラウリル硫酸塩と付く成分が入っているかどうか見ることです。
「ラウレス~」「ラウリル~」「~硫酸」と付くものは高級アルコール系シャンプーに分類される界面活性剤と覚えておくと、成分を全て覚えていなくても簡単に見分けることができます。

まとめ

高級アルコール系シャンプーは洗浄力や脱脂力が強力という特徴があります。
その為、頭皮の皮脂が多くべたつきやすい脂性肌の人や汗をかきやすい人、整髪料をよく付ける人にはそれらをしっかり洗い流すことのできる高級アルコール系シャンプーはおすすめです。
また、高級アルコール系シャンプーは安価に手に入れることができるので、毎日使うシャンプーのコストを出来るだけ抑えたい人にはおすすめのシャンプーと言えます。

ただし、高級アルコール系シャンプーは洗浄力が強いことに伴って刺激も強いシャンプーです。
皮脂量が少ない人や、肌の弱い人にとっては高級アルコール系シャンプーを使うことでフケやかゆみ、炎症といった頭皮トラブルを引き起こす可能性があるので注意が必要です。
同様に赤ちゃんも肌が弱いので出来れば避けた方がいいと言えます。

高級アルコール系シャンプーのおすすめの使い方は、整髪料を使った日や、頭皮がべたつく日のみ使用し他の日は洗浄力の穏やかなスカルプシャンプーを使うという併用の使い方です。
皮脂を過剰に洗い流すことを防ぐとともに、汚れをしっかり洗い流すことができます。

この記事が参考になりましたら、ぜひシェアをお願いします。