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【髪の毛がきしむ】原因と対策

シャンプーをしている最中、もしくはシャンプー後の濡れた髪の毛を触ると、キュッキュとした手触りがあり“髪の毛がきしんでしまった…”という経験は誰しもあるのではないでしょうか?今回は髪の毛がきしむメカニズムとその対策をご紹介いたします。

髪の毛の構造について

髪の毛を構成するメデュラ、コルテックス、キューティクルの3つの層を図化して説明した画像

髪の毛のきしみのメカニズムを解説する前に、髪の毛がどのように構成されているか説明致します。
髪の毛は中心から外側に向かって、メデュラ→コルテックス→キューティクルの3つの層で構成されています。
ここで、髪のきしみの原因と深く関係しているのが一番外側のキューティクルです。

キューティクルとは

キューティクルについて図化して説明した画像

キューティクルは髪の一番外側の組織で、固いタンパク質を主成分として構成しています。
わずか0.005mmほどの薄い層で、髪の毛の10~15%を占めています。
キューティクルはうろこ状のものが4~10枚ほど重なっていて、髪の中心層を外的な刺激や熱などから保護しています。
さらにキューティクルの各層の表面は、MEA(18-メチルエイコサン酸)と呼ばれる脂質で覆われています。

髪の毛の構造について詳しく

髪がきしむ状態とは一体どういう状態なのか?

きしんだ髪のアップ画像

“髪の毛がきしむ”状態というのは、髪の表面の層である、うろこ状のキューティクルがめくれたり剥がれたり、広がってしまう状態のことです。
髪同士がひっかかることで、ギシギシとした手触りを感じてしまいます。

髪のきしみの原因とは

髪のきしみの原因には以下のことが考えられます。

pHによる髪への影響

pHを図化して説明した画像

pHは(ペーハー)と読み、0~14までの数値で酸性・中性・アルカリ性を示す数値です。
pHは0に近づくほど酸性に、14に近づくほどアルカリ性になり、pH 7が中性になります。
髪の毛のキューティクルは酸性に傾くほどキューティクルがしまり、アルカリ性に傾くと
開いてくる特徴があります。
使用しているシャンプーがアルカリ性の性質が強いものであれば、当然髪の毛のpHもアルカリ性に傾き、キューティクルが開いて髪のきしみを生じてしまいます。
ただ、髪の毛pHが傾くのは一時的なもので、成分が残っていなければpHはもとに戻ります。

体に関係するpHの値について

参考までに体に関係あるもののph値と補足説明をしておきます。
特に皮膚のpHは、頭皮とも密接に関係しています。

体内 皮膚 尿 胃液
ph値 7.3~7.4 4.5~6.0 6.5前後 1.0~2.0
補足 基本的に人間の体内は弱アルカリ性ですが、乱れた食生活や生活習慣、喫煙、ストレス等が原因で酸性に傾く事が多いのもあります。体が酸性に傾くと頭痛・不眠・便秘・肌荒れなど様々な悪影響が発生するとも言われています。 人間の皮膚は弱酸性です。脂性肌の人はより酸性に近い4.5、乾燥肌の人はアルカリ性に近い6.0くらいになるようです。なお、ニキビのもとになるアクネ菌などの雑菌はph6~8程度で最も繁殖すると言われています。 健常者の方であれば大体が弱酸性の6.5くらいを示しますが、生活習慣等によっては健常者でも4.5~8.0の値を示すことも有ります。健康診断では概ね5.0~8.0が標準値として設定されています。 胃液は塩酸を含んでおり強酸性です。口から摂取した食べ物を消化し、栄養素をの分解や吸収を助けます。

髪のダメージ

髪の毛はタンパク質で構成されており、熱に弱い性質があります。
つまり、ドライヤーを髪の毛の近くで使用したり、一か所に集中して当てたりすることによって、タンパク質が変性しキューティクル層がはがれたりめくれたりしてしまうことで髪がきしんでしまうケースもあります。
また、シャンプーご乾かさずに寝てしまうのも、枕と髪の毛が擦れてダメージを与えてしまいます。

きしみの対策は?

きしみ対策には以下の点に注意してみると改善が期待できます。

pHのバランスを保つ

石鹸を洗浄基剤のベースにしているシャンプーを使っていたり、ヘアカラーをしていると髪はアルカリ性に傾き、キューティクルを広げがちです。そのような場合、クエン酸などの酸性リンスを使用することで髪の毛を中和させることができます。
クエン酸リンスは薬局などで手に入れることができます。

温風ドライヤーで髪を乾かしたあと、冷風を当てる

温風のドライヤーを使用して乾かした髪はキューティクルが開いたままの状態になっています。
そこで、髪の毛を温風で乾かした後、すぐに冷風を頭全体に当ててクールダウンさせることによってキューティクルが閉じてサラサラに状態に保つことができます。

シリコンが配合されているトリートメントをする

シリコンはキューティクル層に薄い膜を形成することで髪一本一本を保護することで摩擦を軽減し、熱などの外的刺激から保護する役割を果たします。
ただ髪をコーティングするので、カラーリングやパーマがかかりにくくなってしまうというデメリットはあります。

シリコンは人体に悪影響を与えないのか?

医師が口に手を当てて考え事をしている画像

シリコンには髪の毛をコーティングするという効果から、頭皮に付くと毛穴を塞いでしまうという悪いイメージが流れてます。
確かにシリコンは洗浄基剤と比べると流れにくいので、たっぷりのお湯でしっかりと洗い流す必要はまりますが、毛穴を塞いで詰まるという点に関しては科学的根拠が不足しており、確かな情報とは言えません。

シリコンについて詳しく

最後に

シャンプーを使う際、短髪の私でも髪の毛がきしんで洗いにくいと感じる場合があります。
髪の毛が長い人にとっては、髪の毛のきしみは扱いにくいだけでなく、髪の広がりやまとまりにくさにも繋がり、ゆゆしき問題でしょう。
上記で解説したきしみ対策を実践することで、きしみを軽減することができます。

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