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変性アルコールの特徴と安全性

化学式
構造式
用途・効果収れん作用・溶剤・減粘剤

変性アルコールとは

変性アルコールとは、エタノールに政府所定のニオイ成分などの変性剤を添加して、飲用できないようにしたアルコールを指します。

エタノールに変性剤を加えて変性アルコールにする理由は、飲用のアルコールではないことを明らかにすることによって、酒税を免れてコストを抑えるためです。エタノールを変性アルコールに変更するだけで価格を10分の1程度に抑えることができると言われています。

ただし、2001年4月1日からアルコール事業法が施行され、許可を取得することによって酒税がかからないエタノールを購入可能になった為、近年では変性アルコールではなくエタノールを使うケースが増えてきています。

変性アルコールの特徴

化粧品でアルコールに分類される成分はエタノール以外では「ブタノール」「べへニルアルコール」「セタノール」「コレステロール」など多種ありますが、一般的にアルコールはエタノールを指します。

揮発性があり、蒸発する際に熱を奪う特徴があるのでべたつきを抑え清涼感を感じることができます。

変性アルコールの安全性について

皮膚刺激性・アレルギー(皮膚感作性)について

Cosmetic formulations containing SD Alcohol 40-B (denatured with Denatonium Benzoate) were not sensitizers in repeated insult patch tests. A gel formula containing 29% SD Alcohol 40-B and a spray liquid containing 12% SD Alcohol 40-B did not induce photoallergy, dermal sensitization, or phototoxic response in human subjects.
SDアルコール40-B(Denatonium Benzoateで変性)を含有する化粧用製剤は、反復傷害パッチ試験において増感剤ではなかった。 29%SDアルコール40-Bおよび12%SDアルコール40-Bを含有するスプレー液を含むゲル配合物は、ヒト被験者において光アレルギー、皮膚感作または光毒性反応を誘発しなかった。

Final Report of the Safety Assessment of Alcohol Denat., Including SD Alcohol 3-A, SD Alcohol 30, SD Alcohol 39, SD Alcohol 39-B, SD Alcohol 39-C, SD Alcohol 40, SD Alcohol 40-B, and SD Alcohol 40-C, and the Denaturants, Quassin, Brucine Sulfate/Brucine, and Denatonium Benzoate1

Because dermal application or inhalation of cosmetic products containing these ingredients will not produce significant systemic exposure to ethanol, the CIR Expert Panel concluded that safety of the ingredients should be predicated on the safety of the denaturants used. The Panel considered that the adverse effects knownto be associated with Alcohol ingestion included in this safety assessment do not suggest a concern for Alcohol Denat.
これらの成分を含有する化粧品の皮膚への適用または吸入は、エタノールに対する重大な全身曝露をもたらさないため、CIR専門家パネルは、使用される変性剤の安全性に基づいて成分の安全性を判断すべきであると結論付けた。パネルは、この安全性評価に含まれているアルコール摂取に関連していることが判明している副作用は、アルコール脱顆粒に対する懸念を示唆していないと考えた。

Final Report of the Safety Assessment of Alcohol Denat., Including SD Alcohol 3-A, SD Alcohol 30, SD Alcohol 39, SD Alcohol 39-B, SD Alcohol 39-C, SD Alcohol 40, SD Alcohol 40-B, and SD Alcohol 40-C, and the Denaturants, Quassin, Brucine Sulfate/Brucine, and Denatonium Benzoate1

変性アルコールの現時点での安全性は、皮膚刺激性・皮膚感作性(アレルギー性)のない成分と考えられます。

ただし、変性アルコールを精製する際に使用された変性剤の安全性に基づいて安全性を判断すべきという見解もある成分です。

エタノールは体質によってはごくまれにアレルギー性接触皮膚炎として紅斑や蕁麻疹を引き起こす可能性があるので、過敏反応を生じた場合は使用を控えて皮膚科などの専門医の受診をおすすめします。

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