ヘッドスパを自宅で!髪や頭皮が喜ぶスペシャルケアの方法と効果とは
ヘッドスパは頭皮を健康にし、何より気持ちよさそうなイメージですが、
“美容室でやるのはちょっと恥ずかしい…”
“時間がない…”
“興味はあるけれど効果はあるのか気になる…”
といった理由から、躊躇してしまう方は多いと思います。
特に男性は、興味はあるけれどちょっと恥ずかしいと思う方は多いかもしれません。
そこで今回はヘッドスパの効果や、自宅で簡単に出来るの方法をご紹介致します。
ヘッドスパとは
そもそもヘッドスパとは一体どういったものなのでしょうか?
ヘッドスパとは日本ヘッドスパ協会では以下のように定義付けされています。
美容技術に癒しの有効性を取り入れることで、美的向上心の高い人たちの満足度を高める美と健康の綜合技術である
引用:日本ヘッドスパ協会
つまり、ヘッドスパは頭皮や髪を健康で美しい状態に導く技術だけでなく、ストレス軽減などの癒しの要素を取り入れたマッサージと言えます。
ヘッドスパの効果とは
ヘッドスパには以下のような効果が期待できます。
頭皮や髪だけでなく、心身の健康も向上させることができます。
- 頭皮を清潔で健康的に導く効果
- 血液やリンパの循環促進効果
- リラックス効果
- リフトアップ効果
1.頭皮を清潔で健康的に導く効果
ヘッドスパをすることで過剰に分泌してしまった皮脂を適度な量に保つことができ、頭皮を清潔で健康的な状態に導くことができます。
頭皮の皮脂を最適な量に保つことで、フケやかゆみ、炎症といった頭皮トラブルや、嫌なにおいの原因を抑制させることができます。
2.血液やリンパの循環促進効果
ヘッドスパは指でマッサージをしながら行うので、血液やリンパの循環促進が期待できます。
ヘッドスパをすることで頭皮や顔の血液やリンパの流れが促進されると、酸素や栄養素の供給が増え、老廃物や疲労物質を排出しやすくなります。
リンパの循環は心臓のようなポンプではなく筋肉運動に依存しているため、マッサージが有効とされているのです。
また頭の隅々まで酸素や栄養素を行き届けることができるので、発毛や育毛環境を整えることが期待できます。
3.リラックス効果
頭部のマッサージは大脳に伝わる心地よい刺激で脳ストレスを軽減させて、高いリラクゼーション効果を生み出し自律神経を安定させます。
自律神経の安定は生命維持に重要な免疫や内分泌(ホルモン)などの機能を調節する効果を発揮します。
ストレスは抜け毛大きく関係しています。
ストレスが蓄積していくと、交感神経が緊張してしまい血管が収縮してしまいます。
すると酸素や栄養素が頭全体に行き届かなり、抜け毛を引き起こしてしまうのです。
4.リフトアップ効果
ヘッドスパには顔のリフトアップ効果も期待できます。
顔と頭は繋がっているので、ヘッドスパをして頭部全体の滞りを流すことで、むくみやたるみを解消しフェイスラインをシャープに見せることができます。
自宅で出来るヘッドスパの方法とは
準備するもの
- 市販の炭酸水(砂糖やフレーバーが入っていないもの) 500ml
- 空のペットボトル 500ml
- 普段使っているシャンプー 適量
- ホホバオイル 適量
- 蒸しタオル
1 頭皮のクレンジングをする
ホホバオイルを適量手のひらに乗せ、手の温度で軽く温めます。
乾いた状態の頭皮にオイルを馴染ませて、両手の指腹を使って円を描くようにマッサージをしていきます。
この時力を入れすぎたり、爪を立ててしまうと頭皮に傷がつく恐れがあるので注意して下さい。
マッサージが終わったら蒸しタオルを頭に巻き、3分ほど置いて毛穴を開かせます。
蒸しタオルは濡らしたタオルを電子レンジで10秒ほどかけるとできます。
温度が足りなければさらに10秒追加して調節して下さい。
2 シャンプーをする
シャンプーをする際にもひと手間加えることでより洗浄効果を実感できます。
① 予洗いをする
予洗いとはシャンプー前にお湯で髪の洗うことです。予洗いによって約80%の汚れが落とせると言われています。頭皮を丁寧に洗うイメージで2~5分かけてしっかり洗い流して下さい。
また、予洗いをすることで毛穴が開きやすくなり、汚れが落ちやすくなります。
② 炭酸水をかける
炭酸水を頭全体にかけることによっ頭皮の汚れや皮脂を浮き上がらせて落ちやすくなります。
③ シャンプーで頭を洗う
少量の炭酸水とシャンプーを空のペットボトルに入れてよく振り泡立てます。
泡だったシャンプーを頭に乗せて、指の腹を使って優しくマッサージして洗っていきます。この時も力を入れすぎたり、爪を立たせないようにして下さい。
頭皮全体を動かすようにマッサージをしていくとマッサージ効果で血行が良くなります。
シャンプー後はたっぷりのお湯でしっかりと洗い流して下さい。シャンプーが残ったままだと頭皮にトラブルを引き起こす原因になります。シャンプーで頭を洗う時間よりも洗い流す時間の方が多いイメージが理想です。
3 トリートメントをする
シャンプー後の髪の毛はキューティクルが開いた状態になっています。
キューティクルが開いたままの状態だと髪の内側の成分が流出して傷んでしまいます。
髪のダメージを内側から修復・補修する為にもトリートメントは有効です。
シャンプー後軽く水けを切った髪にトリートメントを適量馴染ませ、数分置いたのちに洗い流して下さい。
この時頭皮にトリートメントが付着しないように注意が必要です。
4 ドライヤーで乾燥させる
シャンプー後、ドライヤーをしないで濡れたままにしておくと髪の毛が摩擦でダメージを受けるばかりでなく、頭皮の雑菌も増えて抜け毛や薄毛の原因になります。
頭皮から20~30cm離して一か所に集中して当たらないように注意しながらドライヤーを振って、8割程度乾かしていきます。温度は中温~低温が理想です。
最後にドライヤーの冷風を頭全体に当てることによって、頭皮をクールダウンさせることができます。熱を持った髪の毛に冷風を当てることによって、キューティクルを引き締め、髪内部の水分の蒸発を防ぎ、ツヤを出すことができます。
自宅でできるヘッドスパの注意点とは
パーマやカラーをした直後の頭皮は皮脂膜が少なく、乾燥やかゆみを感じやすい敏感な状態になっています。
パーマやヘアカラーをした場合は一週間ほどしてからヘッドスパをしてみてください。
また、炭酸水は皮脂を過剰に落としてしまう可能性があるので、毎日行うのではなく1週間から2週間に一度のスペシャルケアとして行うことをおすすめします。
専門店のヘッドスパと自宅のヘッドスパの違いとは
専門店のヘッドスパ
美容院や専門店のヘッドスパは、500円ほどのオプションで簡易的に選べるものや、3000円~8000円ほどで本格的に施術してもらう炭酸ヘッドスパのコースなど様々です。
500円ほどのヘッドスパは、シャンプでーをする際の水を炭酸水や炭酸シャンプーに変更するものが多いのに対し、料金が高めののヘッドスパは炭酸水を使用し、美容院や専門店が厳選したシャンプーやトリートメントを使って時間をかけてマッサージしてもらえます。
自宅のヘッドスパ
自宅で行うヘッドスパの最大の魅力は低コストで行えることです。
ヘッドスパに必要な炭酸水は、スーパーやコンビニで500ml100円程度で購入できるので1?使ったとしても200円程度になります。
それにシャンプーとトリートメント代ですが、1プッシュ3mlと仮定すると、30円~40円くらいになり、合計で320円~360円程度のコストでヘッドスパを行うことができるのです。
※シャンプーの値段や量は個人差があるのであくまで目安として捉えて下さい。
また、他人の目線を気にしなくても、好きなタイミングで行えるのも自宅で行うヘッドスパのメリットと言えます。
まとめ
ヘッドスパを自宅で行う場合、低コストで人の目線を気にすることなく、自分の好きなタイミングで行うことができます。
注意したいのが行う頻度です。
ヘッドスパで使う炭酸水は汚れを落としやすくなりますが同時に皮脂も過剰に落としやすくなります。
皮脂を過剰に落としてしまうと、バリア機能や保湿機能が弱まり、フケやかゆみ、炎症などといった頭皮トラブルの原因になります。
普段のシャンプーよりは手間暇はかかりますがスペシャルケアの日を設けることで、頭皮をさらに健康的な状態に保てるだけでなくストレス軽減に役立ちます。